試しに転職サイトにエントリーしてみたら戸惑うことばかりだった

ネットをみていると、たくさんの転職サイトの広告が表示されますよね。

普段は気にも留めていなかったのですが、セミリタイアのことが頭にあったので、一度だけこれを利用したことがあります。

その時の経験は、正直、戸惑うことばかりでしたよ。

 

転職サイトへのエントリー

マスコミ系の会社が運営している転職サイトを何気なく眺めていた時のこと。

そこで、たまたまA社の求人記事を見つけました。

条件面をみると、給料水準はセミリタイア生活を送るにはそこそこの水準だし、仕事の内容も社会貢献という点でやり甲斐がありそうです。

セミリタイアにぴったりなので、応募だけでもしてみようか…そう思って、エントリーしてみることにしました。

実際のところ、それほど切羽詰まって転職先を探していたわけでもなかったのですが、「一度くらいは転職サイトを利用してみるのもいいかも」と、かるーいノリでポチッとしたのです。

 

転職エージェントから突然の電話

するとエントリー翌日、全く知らないP社という会社から、女性の声で携帯に電話がかかってきました。

「転職サイトへのエントリーだけでは、A社の求人に応募したことにはなりません。実際に応募するためには、担当エージェントである当社(P社)への書類提出が必要ですので、至急送ってください。提出後、できるだけ早く当社(P社)の方へ来ていただきたいので、この電話で予約を入れてください」

そんな内容の電話でした。

外出先に突然の電話だったのですが、ずいぶん急かされたので、その場で2日後にP社を訪問すると回答。

その日のうちに、ネットで書類も作成・提出しました。

でも、私はP社とお付き合いをしたいと意思表示をしたことは一度もないのですけどね。

有無を言わせないというか、あまりにも一方的な連絡だったので、正直、かなり違和感ありました。

 

転職エージェントに呼ばれたので行ってみた

もともと転職エージェントなんて訪問するつもりは無かったので、さすがに身構えてP社へ行きました。

出てこられたのは、私よりもやや年配の男性。

不思議だったのは、わざわざP社に呼び出しておきながら、私がエントリーしたA社のことについては何も触れないのです。

自社(P社のこと)の業務内容。

その次は実際の転職成功事例。

そんな説明が延々と続きました。

 

さすがに、私もしびれを切らして、A社の求人内容について説明を求めました。

その回答は…

「あっ、A社?あそこは、すでに次のステップの面接に進まれた方が複数おられるみたいですよ。いずれにしても、あなたの書類も、出来るだけ早くA社にお出ししておきますので」

たったこれだけです(書類もまだA社に出してない様子ですね)。

さらりと流されてしまいました。

 

さらに驚いたのは、こちらが特に希望しているわけでもないのに…

「ところで、A社のほかに5社ほど適当な求人をピックアップしてみました。ご関心があれば、応募してみませんか?」

と、5社の説明をはじめられたことでした。

慌ててその話をお断りし、席を立ちました。

 

結局、A社の求人について具体的な話は一切聞けず、何のためのP社訪問だったのか、よくわからないままでした。

話の最後に出てきた5社の紹介が、最初から目的だったのかもしれませんね。

転職サイトの求人情報についての印象

数日後、メールで「残念ながらA社はすでに内定者が決まっております」との連絡が入りました。

やっぱり、という感じで、特に驚きもしませんでした。

P社訪問時に受けた印象では、おそらく私が転職サイトにエントリーした最初の時点で、すでにA社の内定者は決まっていたのでしょう。

というのも、その転職サイトには、A社の求人募集がしばらく掲載されたままでしたから。

 

そもそも転職サイトに掲載されていたA社の求人記事に、興味を持ってしまったのが事の始まり。

そのA社の古い求人記事に引き寄せられて、まんまと転職エージェント(P社)のユーザーリストに入れられてしまったというのが、事の顛末という事でしょうか。

私にとって、おそらく最初で最後の「転職エージェント訪問」でしたが、本当に戸惑うことばかりでした。

 

結局、自分のセミリタイアについては、仕事をわざわざ探す必要もなさそうなので、焦らずマイペースで過ごしています。

読んでくださって、ありがとうございました。

ともに経済的自由を手に入れられますように。

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