消費税増税を実感するのはこんな時
消費税増税から1ヶ月余り
10月1日に消費税率が8%から10%に引き上げられて、1ヶ月余り。
これまでの増税時に比べると、普段の生活の中で「駆け込み」とその後の「買い控え」などは、比較的落ち着いた動きのように感じます。
我が家では、大きな買い物として、20年近く使い込んだエアコンの買い替えを近々予定しているのですが…。
9月と10月、消費税増税を挟んで、何度か家電量販店に行ってきました。
でも、値引きやポイントなども含めた実質ベースで考えると、値段の変化はほとんどわからない、というのが正直なところです。
増税を実感する時
そういう中で、金額的には大きくありませんが、増税を実感する時があるのですよ。
それは、サブスク!
いわゆる定額制ってやつです。
例えば、Netflixなどの請求が毎月きますよね。
クレジットカードの請求明細をみていて、見慣れない数字が出てくると、一瞬「これ、なんだっけ?」と戸惑うのです。
そこで、改めて税込価格が変わったことを認識するというわけです。
毎月の請求額が一定だからこそ、その落差が心理的に引っかかるんでしょうねえ。
年金のためには増税もやむを得ないと思う
消費税には、逆進性の問題などを批判する声も少なくありません。
セミリタイア暮らしとしては、支出額をできるだけ抑えたい、というのも事実です。
でも、個人的には、消費税の増税も、ある程度は止むを得ないよなあ、という思いもあるのですよ。
若い世代の人たちは、消費税増税にそれほど反対していない、という声を聞いたことがあります。
それは、世代間格差を考えると、仕方ないのかもしれません。
若い人たちは、自分たちの年金が今より少なくなる、という切実な思いがあります。
高齢の逃げ切り世代に対して、「せめて消費税ぐらいは負担してちょーだいよ」と若い人達が思うのは当然かもしれませんね。
むすび
余談ですが、正直、税率を2段階にした軽減税率というのは、天下の愚策だと思ってます。
税制はシンプル・イズ・ベストなのに…。
わざわざ複雑にしてどうするんだろう。
これで国民の負担を減らしたつもりかもしれないけど、逆に徴税コストがどれぐらい増えたんだろう、と心配してしまうのです。
店頭で、新しいレジを導入したり、仕訳する手間。
税務署や税理士が、それをチェックする手間。
そういうツケは、回り廻って、国民にしわ寄せされるだけ。
人気取りのために政治家が偽善で導入した愚策だとしか思えないのですが。
セミリタイア暮らしの身として、年金財政の行方は、人ごとではないのですよ。
ただただ、サステナブル(維持可能)な年金財政を願うばかりです。
読んでくださって、ありがとうございました。
ともに経済的自由を手に入れられますように。