ペットを飼うことのリアルを考える
犬や猫は、我が家も大好きです。
特に、うちの奥さんは、子どもの頃から大のワンちゃん好き。
子育てもとうに終わって、セミリタイア生活を迎える中で、ペットを飼うことを何度も検討しました。
でも、何回話してみても、結局は「やっぱり我慢しとこう」という結論に落ち着いてしまうのですよ。
でも、いつも次のような話になってしまい、議論はほぼ出尽くしている印象です。
意外にかかる飼育コスト
人の残飯を餌とした「ネコまんま」の時代ははるか昔のこと。
いまや高級ペットフードの時代。
しかも外飼いなどもってのほか。
屋内飼いが当たり前のご時世です。
病院にかかる時は、全額自己負担ですから、もし手術ともなれば、かなりの高額な支払いを覚悟する必要があります。
それを避けるために、医療保険への加入を余儀なくされるかもしれません。
ざっと考えて、食事代、ペットシーツ代、各種予防接種費用などなど…
月々平均で、軽く1〜2万円はかかりそう。
一般的に、ペットたちが平均寿命まで生きたとして、ワンちゃんで普通自動車1台分、ネコちゃんで軽自動車1台分はかかるという計算になるそうです。
収入が限られるリタイア後ともなれば、こうしたコスト面もきちんと把握しておく必要があります。
最後まで面倒をみる、という責任がある以上、ここは避けて通れないところ。
旅行などの行動が制約される
出かけるときは、ペットホテルに1泊数千円から預けることも可能ですが、預かる対象が小型犬だけということもあります。
また、預けられるのをとても嫌がるワンコ、ニャンコもよくいるようです。
セミリタイアしてからは、夫婦で国内外に旅行に行く機会が増えました。
スキーのトップシーズンともなると、月に何度も滑りに出かけます。
もしペットを飼うのなら、そういう自由気ままな行動が制約されてくることも覚悟しなければいけないようです。
動物アレルギーの経験
学生だった頃、猫を飼っていた友人の家に泊まりがけで遊びに行ったことがあります。
コタツで麻雀をしていたのですが、くしゃみが出始めて、止まらなくなりました。
その時は、一晩中、鼻水が止まらなくて、とても麻雀どころではありませんでした。
それ以来、猫の毛が服につくだけで、鼻がムズムズ。
このペットの毛に対するアレルギーを経験すると、家の中でペットと一緒に暮らすということがリアルではなくなります。
まとめ
最後は、やはり動物アレルギーの問題が最大のネックかな。
健康維持は、リタイア世代でも最優先ですから。
ペットのいる生活に憧れてはみても、現実的には難しい、というのが我が家の結論。
わんこも、ニャンコも、単にかわいいというだけでは済まないのは確かなようです。