先日、飛行機で羽田から山陰まで行く機会がありました。
フライトの所要時間は1時間あまり。
機内で音楽でもと思ったのですが、機内wifiでAppleMusicにうまく繋がりません。
仕方ないので、予めダウンロードしておいた投資本の電子書籍を読むことにしました。
最近、歳を重ねるにつれて電子書籍のメリットを感じることが多いように感じます。
モノを増やさなくて済む
まずシニアにとって、「モノを増やさない」というのは至上命題です。
長年にわたる消費活動のせいで、家にはモノが溢れていますから。
その最たるモノが、蔵書の類い。
スペースも、荷重も、意外と馬鹿になりません。
そこで、①不要な本を処分する、②新しい本を増やさない、の2つを常々意識するようになります。
では、読んでみたい新刊の投資本を見つけた時はどうするべきか。
図書館で借りるという選択肢もありますが、新刊なんて順番待ちの予約数を見るだけで溜息が出ます。
結局、電子書籍を購入することになります。
読む作業を楽にする
50代あたりから、否応なく老眼が進んできます。
早い人だと40代から、かもしれません。
個人的には、近視に乱視、さらには老眼も加わり、最近は小さな文字を追いかけることに苦痛を感じることが多くなりました。
遠近両用の眼鏡をかけても、本を読むのにストレスを感じてしまいます
その点、電子書籍というのは、読む作業をとても楽にしてくれます。
フォントのサイズを拡大したり、字体を読みやすいものに変えたり、と自由自在。
いつまでも読書を楽しめる、本当に便利な世の中になりました。
何冊でも持ち運べる気楽さ
リタイア世代は、旅行に行く機会も増えてきます。
昔は、カバンに本を数冊詰め込んで…
というのが旅のスタイルの定番でした。
でも、紙の本は結構重いので、何冊も持っていくわけにもいかない。
旅支度のときに、どの本を持っていくか、でよく悩んだものです。
電子書籍の場合、そんな悩みからもすっかり解放されます。
何冊であろうと、タブレットかスマホを1台持っていけば済むのですから、まさに別世界。
旅行の荷物だけでなく、心も自然と軽くなります。
それでもリアル書店を訪ねる
本を検索していると、電子書籍化が以前よりかなり進んできました。
でも、リアルの書店を訪ねる楽しみも捨てがたいものです。
それはそれで、ある種の文化。
電子書籍へのシフト、それは悩ましい問題でもあります。