投資生活の中であえて近づかないこと
落ち着いて投資を楽しむ暮らし
ちょうど30年前の1989年12月29日、日経平均は3万8,915.87円の史上最高値で大納会の取引を終えました。
ちなみにザラ場での最高値は3万8,957.44円。
まさにバブル経済のピークでした。
株も、不動産も。
あれから日経平均はいまだに高値を更新していません…
でも、投資を楽しむ立場としては、あの頃の熱狂相場よりは、ほどほどの適温相場の方がずっとマシな気がします。
落ち着いて投資を楽しめる環境が、何よりも有難いです。
あえて近づかないこと
そんな投資生活ですけど、私があえて近づかないようにしていることが2つあります。
弱小個人投資家として、普段から少しだけ意識している程度のことなんですけどね。
ソーシャル・レンディング
子供の頃、よく親に言われていたこと。
それは、「人にお金を貸さないように」ということでした。
どうしても貸す時は「あげるつもりで」とも。
要するに、「お金を貸す時は、返ってこない事を覚悟しておくように」と教えたかったのでしょう。
いま流行りのソーシャル・レンディング。
名前はカタカナで洒落ているけど、所詮はお金を貸すことでしょう?
「直貸し」とどこが違うのか、よくわかりません。
貸し付ける先は、銀行が融資してくれないから、そういう調達手段に頼るワケじゃないですか。
貸し倒れリスクが高いのは当然だし、だからこそ金利も高くなる。
銀行が負えないリスクを個人投資家が補完するなんて、正直ないなって思うのですよ。
ソーシャル・レンディングという名前で、単にリスクを小口化しているだけ。
ハイリスク・ハイリターンに変わりはないので、私は近寄りません。
投資セミナー
投資セミナーの類も、私は行かなくてもいいと思っています。
もし本当に投資で大儲けしている講師なら、そんなところに顔を晒すなんて、なるべくしたくないはず。
単に知識の受け売りをやっているだけの講師なら、そんな話は聞くまでもないですし。
また、銀行や証券が主催のセミナーだと、どうしてもポジショントークが入ってしまいます。
老後2000万円不足するから、積み立て投資を一刻も早く…なーんてね。
そもそも投資は自己責任ですから、じっくりと自分の頭で考えればいい話。
危機感を煽られて、慌てて飛びつく話でもないでしょう。
かと言って、銀行や証券ではない主催者の場合は、どこまで信用していいのか、判断がつきかねるときがあります。
とにかくお金が絡むとなると、胡散臭い話も少なくないのが、投資の世界。
どうしても慎重さが求められますよね。
結局、投資の勉強は、自分が頼り。
ネット上の情報や、投資の本が、世の中にたくさんあります。
コツコツ独学できれば、それで私は十分です。
世の中にうまい話などない
金融とか投資など、お金が絡む世界では、何と言っても「信用」が第一。
資産を形成していくうえで、不安や胡散臭さを少しでも感じたら、近づかないのが身のためだと思っています。
そもそも「世の中にそんなうまい話などない」というのが鉄則。
いつも、そのことを肝に命じています。
読んでくださって、ありがとうございました。
ともに経済的自由を手に入れられますように。