宝くじより投資でしょ
年末ジャンボを買わないという選択
2019年も、今日が最後。
大晦日といえば、年末ジャンボですが、もうここ何年も買っていないんですよね。
理由は簡単で、「当たらないから」。
いくら1等前後賞で10億円だと言われても、当たらなければ何の意味もありません。
10枚買って、1枚だけ賞金300円が当たる…
こんな繰り返し、ばかばかしくなりませんか。
もう宝くじは買わないだろうな。
理屈の上でも当たらない
こんなニュースが流れていました。
兵庫県の井戸知事が、宝くじの売り上げ伸び悩みについて、「当たらないからだ」と苦言を呈したそうです。
井戸知事は、宝くじを管轄する総務省(旧自治省)OB。
宝くじのナンバーズ創設にも関わった方だそうです。
そのような方が「当たらない」と指摘されるぐらいですから、推して測るべし。
やっぱり、当たらないように出来ているんですよ。
宝くじの還元率は46%ぐらいだそうです。
5割を切っているんですね。
残りは、自治体の公共事業に4割弱、1割強が経費、数%が広報費。
還元される金額と同じくらいを自治体に吸いとられているのですから、宝くじが「貧者の税金」と呼ばれるのも、宜なるかな…
そう考えると、宝くじを買っている人が「買い続ければ、いつかは当たる」と言っているのは、実は逆なんですよね。
「大数の法則」を考えると、買えば買うほど「お金は減っていく」…
当たった人は、サンプル数が少ないがゆえに、統計のブレとして「たまたま」当たっただけ。
そう考えたら、最近は買う気が失せてしまったんですよねえ。
やっぱり投資でしょ
まだ20代だった頃、1等100万円のスクラッチくじを買って、2等10万円が当たったことがあります。
当選金は、高額当選ということで、売り場窓口でなく銀行で受け取りました。
そんな経験初めてだったので、めちゃくちゃ嬉しくて…。
で、その当選金は、すべて宝くじの追加購入に充てました。
もちろん、柳の下に二匹目のドジョウはいません。
その時の経験が、当たらない宝くじへの不信感として、ずーっと残っているんですよ。
もし、宝くじの売り上げを増やしたいのであれば、せめて還元率を公営ギャンブル並み(70%台)に引き上げ、最高当選金の金額を引き下げて、当選本数を増やす。
それぐらいのことをしないと、なかなか難しいんじゃないかな。
それでも、期待値を考えれば、宝くじを買うより、投資の方がいいに決まってますけどね。
読んでくださって、ありがとうございました。
どうぞよいお年を。