「エイジレス」、それってエンドレスのこと?
NIKKEI STYLE
ネットでときどき閲覧しているのが、“NIKKEI STYLE”。
日経新聞が運営している無料の情報サイトなのですが、その中の「マネー研究所」というチャンネルは投資家にとっても有益な情報が多く、いつも楽しみに読んでいます。
お金の話だけでなく、ライフスタイル全般にわたって、さまざまなチャンネルが設けられています。
自分が関心のありそうなものを拾い上げてみるだけでも…
MONO TRENDY
ヘルスUP
トラベル
ブック
と、いずれも肩の凝らないスタイルで、良質な情報を提供してくれるので、とても気に入ってます。
最近の記事で気になったもの
実は、年が明けてから、何気なく読んでいて、ひとつの記事が目に留まりました。
それは、「2020年代の働き方はエイジレス 収入は自力で増やせ」というもの。
今日の人気記事でも5位に入っているので、たくさんの方が読んでおられることと思います。
この記事では、「あなたの人生とお金のポイント」として、以下の4つが列挙されています。
- ジョブチェンジで時代の変化に対応(ジョブチェンジ)
- 何歳まで働くかを自分で決めるようになる(エイジレスワーク)
- 兼業・副業をきっかけに新しい仕事も(マルチジョブ)
- 年収増は自分で勝ち取る時代(キャリアアップ)
その中身をみても、「なるほどなあ」という感じで、内容自体には特に異論はないのですよ。
ただ1箇所を除いて、ですが…。
働き方がエイジレスって、どうよ?
私がすごく引っかかったのは、「働き方はエイジレス」って言い方。
ちなみに “ageless” の意味を辞書で調べてみると、
- 不老の
- 永遠の、永久の
となっています。
これって、永遠に働けってこと?
ここで「エイジレス」って言葉を使う?
結局、エンドレスと一緒じゃない?
ちなみに内閣府が推し進めている「エイジレス・ライフ」は、あくまでもライフスタイル。
高齢者の生活様式。
年齢にとらわれることなく、自由で生き生きと暮らしましょう、ってことでしょう?
実際、生活様式としての「エイジレス」だったら、ちっとも意味はおかしくない。
だけど、ライフではなく、ワークの方で「エイジレス」と言われたら、かなり違和感。
ちょっと酷くないかい?
生涯現役を押し付けられている感じが、すごくある。
確かに、定年なんかにとらわれない時代にはなってきたと思うけど。
そこには、早くリタイアする自由もある、と思うわけ。
生涯働き続けることしか言わない世の中って、ちょっと窮屈じゃないかな。
読んでくださって、ありがとうございました。
ともに経済的自由を手に入れられますように。