さすがに気分が滅入るけど
コロナショックで株式市場に激震が続いています。
いくら「市場の動きに一喜一憂しない」と頭の中で誓ったところで、心がざわついてしまうのはどうしようもない。
持ち株の含み損を計算してみると、−23%の簿価割れ…
気分が滅入るに決まってます。
でも、前にも書いたように、配当株投資をしている以上は、常に一定のポジションを持たざるを得ない。
その結果として、含み損が膨らんだときのメンタリティ維持が大変なことも、もともと覚悟していたはず。
資金管理こそ生命線
こんな時、メンタリティを維持できるのは、資金管理のおかげです。
資金管理といっても、何か特別なことをしているわけではありません。
安全資産とリスク資産の割合をどれぐらいにするか、という程度の話です。
とにかく、セミリタイア世代にとって、フルポジだけはリスキー。
資金管理のイメージをざっくりつかむために、資産のストレステストをやっておいたことが役に立ってます。
たしかリーマンショック時に株価は5割ぐらい下落したと思うので、私はそれを一つの目安にしました。
例えば、リスク資産の割合が30%の場合だと、リーマンショック級の暴落によって資産全体では−15%目減りする計算(30%×50%)になります。
この資産の損失(上の例で言えば−15%)が自分で許容できる範囲かどうか?
そんな感じでチェックしておけば、リーマン級の再来にも心の準備ができますし、資産全体でみて損失が限定的とわかっていれば安心ですから。
ただし、リーマンショック以上の暴落も無いとは言えないので、さらに保険をかけて、「のり代」というか、安全率をかけたほうがいいかもしれません。
また、この間に受け取る配当金も、損失を着実に埋めてくれるので、折れそうになる心を支えてくれます。
株価の先行きは予測できないので
コロナショックで、これから先、どこまで相場が下がり続けるのか、誰にもわかりません。
コロナショックの第1波が感染リスクによる経済活動の停止だとすれば、第2波は経済不況の本格化だろうな…
そのような相場観を持っていたとしても、いつ株価がコツンと底を打つのかなんて、予測は絶対に不可能。
なので、追加投資は「時間分散」しようと思ってます。
その考え方は、投信の積み立てと同じ。
具体的には、「定期的に高配当株をポツリポツリ拾ってリバランス」というイメージ。
「儲けよう」と意識しないぐらいがちょうどいい
もちろん、今こそ株のバーゲンセールだと考え、一気に買い進む方もおられることでしょう。
でも、そこで余裕資金を全部突っ込む勇気は、私にはありません。
「暴落だから買い時だ」と飛びついたら、さらに株価が下落するなんて、よくある話ですからね。
相場から距離を置いて、時々、高配当株を買い足す…
敢えて「儲けよう」という意識は持たない…
それぐらいの投資が、私にはちょうどいいです。