「お肉券」、「お魚券」よりスジのいい方策があるのでは
「お肉券」、「お魚券」はセンス無さすぎ
聞いたときは、最初に耳を疑い、次に笑い転げてしまいました。
確かに前例にとらわれることなく、強大な景気対策を打つ必要はあるでしょう。
でも、さすがに「お肉券」、「お魚券」はあり得ない。
利益誘導もここまできたかと、センスの無さに呆れてしまいました。
忘れてもらっては困るのは、いったい誰のお金だと思っているのか、ということ。
私たちが払っている税金ですよ。
納税者が納得できるか、できないか。
そこの大切さを忘れてしまっては困るのですよ、自民党の先生方には。
生産者や流通者を支えることは必要
もとより、コロナショックで経済的に困っている生産者や流通者がいるのは、よくわかります。
そういった農業・漁業を支える必要性に、異論があるわけでもありません。
コロナショックが収束した後も、生産活動を継続してもらわないと、私たち国民が困るわけですから。
でも、納税者として、「お肉を買うだけのために」、「お魚を買うだけのために」、大切な税金を使うと聞いたら、政治家の「押しつけ感」が半端ない。
あくまでも直感的なアイデアだけど
だから、そういう目的なのであれば、現行のふるさと納税を大胆に拡充すればいいんじゃないかな、と思うのですよ。
総務省は嫌がるかもしれないけど…
先般、たしか返礼品の還元率を3割と厳しくしたばかりですよね。
あの規制を、一時的に思い切って緩めることを検討してみては?
返礼品の還元率が、もし大幅に引き上げられたら、納税者も、生産者もきっと喜ぶと思うのだけど。
ふるさと納税のいいところは、納税者にも、自治体にも、生産者にも、WinWinだということ。
納税者にとっては返礼品や税金の使いみちを選択できるし、追加的に必要となる財源もそれほど大きくないだろうと思うのですよ。
コロナショック対策として、期間限定ならアリじゃないかな。
「お肉券」や「お魚券」と比べても、ずっとスジがいいような気がするのですけどねえ。
読んでくださって、ありがとうございました。
ともに経済的自由を手に入れられますように。