東京では外出自粛の本気度が試される
小池知事の緊急記者会見
今晩(3/25日)、小池知事による緊急記者会見がありました。
今日1日で新たに判明したウイルス感染者が、都内で41人とは驚きです。
いきなり前日比で2倍以上ですから。
「感染爆発の重大局面」と聞くと、緊張しますよね…
日本語で「感染爆発」というワーディングを使ったのは正解だと思います。
「オーバーシュート」なんて横文字を使っても、いま一つ危機感が湧かないから。
だいたい、オーバーシューティングなんて、どちらかと言えば金融市場用語として使われてきたわけだし。
この際、危機感をしっかりと強く訴えた方がいい。
3連休以降は明らかに緩んでいた
先週の3連休直前に、政府が学校などのことを含め、ちょっと自粛要請を緩めたけど。
あれは明らかに失敗だったと思います。
ちょうど桜の季節とも重なるタイミング。
自粛で籠もっていた人たちが、一斉に外に出てきてましたからね。
しかも、マスクが手に入りにくいせいか、マスクせずに歩いてる人が微妙に増えてきたし…
それに「欧米に比べると日本はうまく感染爆発を防いでいるじゃないか」といった妙な安心感が醸し出されてたような気がする。
明らかに、油断が生じていたと思います。
外出自粛の本気度が試される
一度、緩んでしまった自粛モードを再起動させるのは、ちょっと大変そう。
でも、3連休の前よりも、よりシビアな「巣ごもり」が求められるんでしょうね。
欧州や米国のニュースを見ていると、日本もそれぐらい身構えた方がいいと思います。
気になるのは、マスコミの報道が、相変わらずオリンピック延期の影響などに焦点を当て続けていること。
延期が正式に決まったのだから、その話は取り敢えずもういいよって感じ。
それよりも、「いま、そこにある危機」に警鐘を鳴らすことに、もっと力を入れてほしい。
ツイッターを見ていると、スーパーから食料品が消えた、というツイートが早くも流れていました。
でも、近所のスーパーでは、すでに数日前から微妙な変化が起きていた気がします。
例えば、インスタント麺がすごく品薄になってたし、トイレットペーパーについても再び店頭から消えていました。
明日から、スーパーはどんな状況になるのでしょう。
食料品が売り場から消えるような事態にならないことを祈るばかり。
株式市場も、不透明感が一段と強まっていくのかな…
何れにしても、しばらくは心配の種が尽きそうにありません。
読んでくださって、ありがとうございました。