なかなか振り込まれない特別定額給付金で思うこと
オンライン申請受付分の給付はとっくに開始されているはずだけど…
私が住む自治体では、特別定額給付金10万円の給付スケジュールについて、以下のようにWenサイト上に掲載されています。
- 5月 1日 マイナンバーカードによるオンライン申請開始
- 5月18日 オンライン申請受付分の給付(口座振込)開始
私が、マイナンバーカードでオンライン申請をしたのは5月2日。
しかしながら、給付開始日(5月18日)から5日経過しても、給付の振込はありません。
一体いつになれば振り込まれるのでしょうか。
行政はこれを機にIT化に本腰を入れてほしい
オンライン申請だからといって迅速に事務が処理されるだろう、と期待してはいけなかったのでしょうね。
マイナンバーカードのパスワード再設定などで、役所の窓口は大混雑していたようだし。
自治体によっては、6時間待ちだったなんて、信じられません…
結局、役所によっては郵便による紙ベースでの申請を推奨するという、本末転倒ぶり。
ITが当たり前の時代に、オンライン申請ひとつ、スムースに処理できないこの国の行政システムをみていると、正直、絶望的な気持ちになります。
勿論、役所の現場で、懸命に事務を処理しておられるのは、よくわかっているつもり。
関係者の方々のご苦労には、ただただ頭が下がります。
問題だと思うのは、国や自治体のネットワークシステムが、完全に時代から取り残されているように思えること。
このコロナ禍を機に、行政の仕組みを大胆にIT化してほしいと心から願うばかりです。
給付金はしっかり使った方が世のため
それから、給付金を「辞退する」という選択が申請手続きの中にあるそうですが、これはやめた方がいい。
これだけ未曾有の経済危機に直面しているのだから、むしろ国民全員が給付金10万円を使うのがスジ!
給付金を辞退して喜ぶのは、国の財政当局だけですよ。
景気対策のためには、お金を回すことが何よりも求められますからね。
だいたい、10万円というお金のつかいみちは、国に決めてもらうより、民間(市場メカニズム)に委ねた方がマシに決まってます。
事実、国は布マスク配布という天下の愚策のために466億円という大金を使ったけど…
同じ466億円を使うにしても、民間であれば、絶対にそんな無駄な使い方はしなかったでしょうから。
この国の官僚制がこれからの時代に対応していけるのかどうか心配
新型コロナウィルスの治療薬として、いくつかの既存薬に治療効果への期待が高まっているそうです。
でも、そのような薬が、実際に国から承認を受けるまでには、意外と時間がかかるとか。
新薬じゃなくて、既存薬なのに…
新型コロナウィルスによるパンデミックという非常事態にもかかわらず、米国と比べて機動性に欠けるというか、スピード感が違いすぎるというか。
素人がみていても、そんな印象を受けてしまうのですよ。
我が国の優秀な官僚制が、このままアフターコロナの時代に対応していけるのかどうか。
先ほどのIT化もそうですが、行政の仕組みの点検をやるべき時期にきているのかもしれませんね。
特別定額給付金の給付手続きを眺めながら、そんなことなど考えておりました。
読んでくださって、ありがとうございました。
ともに経済的自由を手に入れられますように。