リタイア後は短期売買にもチャレンジ
私の投資スタイルは、配当株投資が基本。
いわゆる中長期投資です。
そこは、大きく変わっていないのですが…
実は、セミリタイア後、短期売買にもチャレンジするようになりました。
実際のトレードは、だいたい次のようなかたちです。
- 投資期間:1日〜1週間程度のスイングトレード・デイトレード
- 投資金額:100万円以内
- 取引形態:スイングトレードは現物、デイトレは1日信用
- 投資手法:逆張り
もともとトレンドをみながらの順張りは苦手なので、逆張りでボラティリティを取りにいくような感じです。
今頃になって短期売買に目を向けた理由
今頃になって、なぜ「短期売買にトライしてみよう」と思ったのか。
もともと「投資をもう少し楽しみたい」という気持ちがあったのは確かです。
私の投資スタイルの基本である配当株投資にしても、最近流行りの投信積み立てにしても、「ほったらかし投資」と呼ばれるぐらい、「面白み」に欠けますから。
でも、それだけでは、たぶん短期投資にトライしなかったと思います。
私が、今頃になって短期投資に目を向けたのには、いくつか理由があるのです。
手数料の無料化
ネット証券大手のSBI証券、楽天証券などでは、売買手数料の無料化を実現しました。
以前だったら、短期売買で稼ぐためには、手数料負けしない程度の利幅を確保する必要がありました。
その手数料がゼロになるわけですから、現物の単元株で言えば6円分くらい損益分岐点が下がる計算(手数料275円のケース)になります。
トレーダーにとっては、その分だけトレードが楽になるので、大きな追い風です。
長期投資への不安感
新型コロナ感染により経済活動が停滞した時期には、減配や無配転落となった企業が、かなり増えました。
配当株がメインの長期投資家にとっては、そういう経験をしてしまうと、投資先の選定に慎重になります。
これから追加投資をするのであれば、金額やタイミングを慎重に分散せざるをえない、というのが正直なところでした。
結果として、何が起きるかというと、待機資金の滞留。
だからキャッシュを寝かしておくよりも、短期かつ少額でリスクを抑えながら、コツコツ稼ぐのもアリかな、と思ったのです。
良き本に巡り合えたこと
個人的には、「短期売買に真剣に取り組んでみようかな」という気にさせてくれる本との出会いもありました。
それは「初心者にもできる逆張りデイトレードの極意」という本。
著者は、「Rょーへー」という方。
本の中では、トレーダーが罠にハマりやす心理を、とてもリアルに分析されています。
この本を何気なく手にとって、初めて読んだ時の「あるある」感といったらハンパなかったです。
私は、デイトレの経験はほとんどなかったのですが、これまでのスイングトレードの経験を通して、ストンと腹に落ちるものがありました。
普段のトレード心理が、この本を読むことによって、論理的に整理できたような気がします。
何度でも読み返したい本です。
まとめ
若いうちならともかく、50代の手習でトライする短期トレードですが、果たしてどうなることやら…
世の中は、積み立て投資などの長期投資が流行ってますが、この時期に敢えて短期というのは勇気が要りますね。
あくまでも限定的にトライして、リスクが大きくなり過ぎないように心がけます。
もしも、うまくいかないと思ったら、さっさと撤退するつもり。
いずれにしても、ささやかな投資成績を、このブログでもご報告できるようになればいいな、と思ってます。